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社員インタビュー

私は牛八倉敷店の店長として、日々勉強を重ねながら業務に励んでいます。牛八倉敷店は年間を通じて非常に忙しいお店ですが、共に働く仲間同士で手を取り合い、目標達成に向けて日々努力を続けています。忙しい1日が終えると必ず仲間同士でお互いのお互いの頑張りを称え合い、お互いを尊重し合う、そんな風土があるお店です。また、皆が共通の話題で笑い合う楽しい雰囲気が常にあったり、卒業を迎えるスタッフに対しては必ず皆からサプライズを用意して笑顔で送り出すような、そんないつまでも仲間を大切にする人たちの集まりである事に、居心地の良さを感じています。

以前、甲羅本店で勤務している時にこんなエピソードがありました。オープン当初から私どものお店を贔屓にして下さり、よく親子三代でお見えになる常連のお客様がおられました。ある日、いつも一緒にご来店されていたおじい様の姿が見えないので、スタッフも心配していました。その次のご予約を承ったのは、おじい様の葬儀を済まされた後でした。生前、ずっと私どものお店を寵愛して下さり、みんなとの最後の食事はここでしたかったという事で、遺影をお持ちになりご来店されました。スタッフ全員の考えが一致し、遺影の前におじい様用の蟹料理(陰膳)をご用意させていただき、我々も手を合わせ感謝の気持ちをお伝えしたところ、息子様が涙ながらに「本当にありがとうございます、本人も大変喜んでいることと思います」と、何度も何度もお礼のお言葉をいただきました。人に何かをして差し上げられるという事が、どれほど素晴らしい事で、心を動かすか。私は胸が熱くなり、「この仕事をしていて良かった」と、心からそう思いました。

私はケイコーポレーションに入社して、勉強の機会をたくさん与えてもらっています。あらゆる専門的分野の勉強会をはじめ、社員旅行では全国の名だたる名店にお邪魔し、貴重な経験をさせてもらいました。私は、人には「役割」があると考えています。社会は、それぞれの分野で頑張っている人たちが支え合って成り立っています。その中で私たちの役割とは、食を通じて感動を与える事だと思います。空腹を満たすばかりでなく、心も満たし、幸せな気持ちになっていただく。その為にはまず、私たち自身が「やすらぎ」を感じていなければいけません。私はこれからも勉強を重ね、あたたかい仲間たちと「やすらぎ」をつくり、その輪をお客様へと広げて、社会における自分の役割を全うしていきます。

株式会社ケイコーポレーション